水晶と石英
鉱物を語る上で水晶は欠かせません。世界中で産出するので「水晶に始まり水晶に終わる」なんて言われるくらいです。しかし、逆にそれだけ奥の深い世界でもありますから、ここでそんなに語るわけにはいきせんし、はっきり言って私の知識では無理というものです(^_^;)。ここでは学術的説明はなるべく避け、わかりやすく簡単にまいりましょう。
小中学生のころに習う「石英」と俗に言う「水晶」は違うものでしょうか。答えは同じものです。とは言っても完全にイコールではなくて石英の中に水晶が含まれるということになります。どちらもシリカ(二酸化珪素)(SiO₂)という成分ですが、結晶(六角柱だったり)の体をなしていないものが石英で、結晶の形がはっきりわかるものが水晶と呼ばれます。あと、透明なものが水晶と呼ばれることが多いですね。ただ境界ははっきりしていませんので神経質になる必要はなさそうです。
それではそのシリカはどのようにして自然界で作られるのでしょうか。
簡単に言うと、まずシリコン(珪素)(Si)という物質があります。半導体などに使われるあれです。シリコン樹脂などという言葉もよく耳にしますし、結構我々にもお馴染みですよね。このシリコンは酸素と結び付きやすく、自然界では単体で存在し得なく、シリケイト(珪酸塩)という化合物を作り出します。
この珪酸塩鉱物もお馴染みのものがたくさんありますよ。ペリドット(カンラン石)、ガーネット(ザクロ石)、トルマリン(電気石)、あとエメラルドやアクアマリン(緑柱石)などのベリルも含まれます。生成されるときのマグマの状態(圧力や温度、水蒸気密度など)によって作られるものが変わるのですね。
そして、そのシリケイト(珪酸塩)でも、地中で特別な条件(温度、圧力、水分その他)の中で生成されたものがシリカ(石英)というわけです。
このシリカにもさまざまな種類がありまして、生成されるときの主に温度条件の低いほうからα‐石英、β‐石英、トリジマイト、クリストバライト、シリカガラスというように種類があります。
このように水晶の仲間はたくさんあるのですね。

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